僕とあの子と、

あの子は笑って言うんだ

「うち」が羨ましいんだ。って

あの子は知らないから

「私」も「僕」も

「うち」と同じじゃないって

確かに「うち」も「私」も「僕」も見た目は同じ

だって「うち」の中に居るんだもの

でも、知ってた?

あの子は「うち」が羨ましい。

「私」はあの子が羨ましい。

「僕」はあの子が羨ましい。

「うち」はあの子が憎い。

何も知らずのうのうと笑いやがって

「私」と「僕」はあの子達の前には絶対に出ない

どうしてか、分かる?

それはね、

「                             」

君達は僕に私にうちに依存してくれないから。